こんにちは！名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今回のテーマは「母にギターを教えて気付いたこと」です。

僕の母親はクラシックギターを弾きます。といっても技術的にはお世辞にも上手いとは言えず初心者のレベルを何年もさまよっています。ただ、母親にとっては上手くなることがすべてではないため、楽しんで弾いてもらえればいいと思っています。

そうはいっても僕の職業柄、口を出さずにいられないこともあり、気になるとミニレッスンをしています。

先日実家へ帰った時、母親がギターを弾いていて見ていると指がバタバタしていたので「指は動かさないんだよ。指ではなくて根元の手首や肘などで大枠の動きを作って指は最後に数ミリ動かす程度でいい」と説明しましたが、当然理解出来ていません。仕方がないのでレッスンがはじまります。
そこで気付いたのですが母親は僕の手の真似自体が出来ません。僕が手首を横に振る動きをするように見本をみせても横ではなく縦の動きも加わってしまいます。

それをみていて動きをまねることはこんなにも難しいんだ。。。と考えさせられました。

オンラインレッスンが市民権を得られないのもyoutube見ても楽器が上手くならないのも

、動きを真似ることが出来ない人が意外にも結構多いからではないでしょうか？

人は自分が思っているイメージをそのまま再現出来るわけではありません。例えば写真撮影の時に「顎を引いてください」とか「頭をもう少し左に傾けてください」と言われる人は自分ではきちんとした姿勢をとっているつもりでも実際にはそうなってないということでしょう。

簡単に出来そうなことでも意外に自分のイメージと実際には乖離が生まれます。それが少ない人はスポーツや演奏などが上手くいくことが多いです。逆に言えば乖離が大きい人は雑な動きになってパフォーマンスが発揮しにくいと思われます。

この乖離が少なくなるための練習方法は「真似して比較する」ということに尽きます。

「真似して比較する」ことで段々と出来る人の感覚が身につくようになります。